なんにでも使える能力がある

Atsushi Sakai
Nov 27, 2023

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最近思っていることを雑に書く。

プロダクトマネジメントは本業ではないのでそんなに自分は深く知っているわけではないが(というエクスキューズをつけちゃてすみません)、この仕事の最初のフェーズ、価値定義までの部分はこういう手順で考えを深めていくものだとざっくりと思っている。本当にざっくりとした内容でごめんなさい。

  1. ユーザーが抱えている問題は何か、なぜその問題を解決する必要があるのかを見極める
  2. その問題を引き起こしている原因は何かを分析・特定する
  3. 問題の原因を取り除くためのイシューを定義・設定する
  4. 定義したイシューを解決するために取られる解決策は何かを考え抜く
  5. その解決策がユーザーと事業にとって価値のあるものになっているかを評価する

この 1~5 の手順については、プロダクト開発を支えるどの仕事でも同じ思考プロセスであって、UIデザイナーもやっているし、アプリケーションエンジニアでも、プラットフォームエンジニアでも、果てはエンジニアリングマネージャーでも実はほぼ同じ思考プロセスなんじゃないだろうか。

もちろん、このプロセスの中で使われるメソッドやプラクティス、前提知識は当然全く違うが、抽象度を高めまくると「状況に対して本質的な問題を探し、原因を分析・特定し、課題定義してソリューションを導いていく、それに対して価値の大きさを評価すること」これ自体は実際なんにでも使える能力であって、あまり職種やロールに関係ないスキルにまで行き着くことができるんじゃないかとも思っている。

この「本質的な問題を発見して、イシューを定義する」というプロセスをスタート地点として、最終的にはそれぞれの観点や専門性において、このプロセスを経由したアウトプット(設計やコード、言語化、ビジュアライズなどの各要素)の水準を上げてビジネスに影響させていくことが「能力を高める」ということなんだと考えている。

プロダクトマネジメントから学ぶことは本当に多い。

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